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Ravitの婚活マッチングは、AIにどこまで任せていいのか

婚活アプリといえば、これまではどこまでも孤独な作業だった。何百枚もの写真を親指で送り、めぼしい相手を自分の目で見つけ、気の利いたメッセージをひねり出し、返事が来なければ静かに落ち込む。その一連を、たった一人でくり返す。Ravitが変わっているのは、その作業の一部を、ラビットという名のAIエージェントに肩代わりさせる点だ。プロフィールをもとに相手を見つくろい、最初の話のきっかけまで考えてくれる。女性は全機能が無料で、男性は月額の料金がかかる。AIが間に入ることで婚活のハードルが下がる、という評判が立っている。

ただ、実際に使った人たちの話を読むと、面白いのは、AIが得意なことと、AIにはどうにもできないことが、はっきり分かれていることだ。どこまでを機械に任せて、どこから先を自分の手でやるのか。婚活アプリにAIが乗る、と聞くと、なんだか味気なく感じる人もいるだろう。出会いという、いちばん人間くさいものを、機械にさばかせていいのか、と。けれど使った人たちは、もっと地に足のついたところを見ていた。面倒な部分はAIに任せ、大事な部分は自分で握る。

目次

AIが、相手を探す手間を引き受ける

このアプリでいちばん多く語られるのは、探す労力が消えた、という実感だ。自分で延々とスワイプする代わりに、AIが毎日、相性の良さそうな相手を見つくろってくる。

毎日のおすすめを眺めるだけでよくなる

二十八歳のゆうきさんは、仕事が忙しくて婚活に時間を割けずにいた。Ravitに登録して画期的だと感じたのは、AIエージェントがプロフィールをもとに相手を提案してくれることだった。自分で探す手間が一気に減り、相性の良い女性とすぐにマッチしたという。

三十三歳のひろしさんは、AIが自動でいいねを送ってくれる機能に助けられた。自分でこまめに動かなくてもマッチの数が安定し、出会いの母数が途切れない。月額の料金を見て最初は迷ったが、無料期間でAIの精度を試してから入会したので、踏ん切りもついた。

二十五歳のはるかさんに至っては、AIが毎日おすすめを出してくれるのを眺めるのが、いつのまにか日課の楽しみになっていた。相性を分析してくれるという点に、信頼を置けたそうだ。

二十六歳のみさきさんは、女性は全機能が無料なので気軽に始めたが、AIが毎日おすすめの男性を紹介してくれるおかげで、仕事の合間にチェックするだけで出会いの機会が増えた。その日のうちに会える相手を教えてくれる機能も、忙しい人には重宝する。

探すという、いちばん根気のいる工程を、機械が黙々と肩代わりしてくれる。延々とスワイプしては疲れ果てる、というあの徒労が、まるごと省かれる。空いた時間と気力を、実際に会って関係を深めるほうへ回せる。これが、自分ひとりで探すアプリとの、いちばん大きな違いだった。婚活で消耗するのは出会う前の探索の段階であることが多いから、そこを機械に預けられる意味は、思いのほか大きい。

話し出しの気まずさも、AIがほぐしてくれる

婚活でつまずきやすいのが、マッチした後の最初の一言だ。何を送ればいいか分からず、固まっているうちに、せっかくの縁が冷えていく。Ravitのもう一つの売りは、ちょうどそこに、AIが手を貸してくれることにある。

三十歳のりょうたさんは、マッチした後、AIが会話のヒントを出してくれるおかげで、メッセージが途切れにくかったという。実際のデートでも、AIの助言を参考にして臨んだら、相手から、話が弾むね、と言われた。文章を考えるのが苦手な人にとって、最初のとっかかりを用意してもらえるのは大きい。先ほどのゆうきさんも、AIが会話のきっかけを提案してくれたおかげで、初対面でもすらすら話せたと振り返っていた。沈黙が怖くて踏み出せなかった人ほど、この機能の恩恵は大きいだろう。話し下手であることと、人として魅力がないことは、本来まったくの別物なのに、婚活の場ではいっしょくたにされがちだ。AIが最初の一押しをしてくれることで、その誤解のせいで取りこぼされていたはずの縁が、つながりやすくなる。とっかかりさえできれば、あとは案外、自分の言葉が出てくるものだ。真っ白な画面を前に固まる時間が、いちばん心を折る。最初の数往復をAIが滑らかにしてくれるだけで、会話はずいぶん転がりやすくなる。もっとも、ヒントをそのまま丸写しするのと、それを足がかりに自分の言葉へつなげるのとでは、伝わり方がまるで違う。AIの一言は、あくまで呼び水だ。そこから先に自分の人柄をにじませられるかどうかで、続くか続かないかが決まってくる。

それでも、肝心なところは自分でやるしかない

ここまで読むと、何もかもAIに任せておけばいいように思えるかもしれない。けれど、そう単純な話ではない。AIがどれだけ優秀でも、最後に相手と心を通わせるのは、生身の自分だ。そこを取り違えると、手痛いしっぺ返しがくる。

二十九歳のあかりさんは、AIのおすすめがあまりに的確で、最初はたくさんの相手とマッチした。ところが、AIに任せきりにしてしまったのだ。提案してもらえる安心感から、自分では積極的にメッセージを送らなくなった。結果、良い相手とのやり取りも長続きせず、三か月で活動を一度休むことになった。後になって、自分でも検索条件を調整し、AIに頼る部分と自分で動く部分のバランスを取り直してから再開すると、今度はちゃんと良い出会いがあった。AIが強力なぶん、ユーザー側の努力も同じくらい大事だと学んだ、というのがあかりさんの率直な反省だ。AIは、相手を見つけ、会話の入り口まで連れていってはくれる。けれど、その先で相手に関心を持ち、自分の言葉で語りかけ、関係を少しずつ育てていく作業は、誰にも代わってもらえない。便利な道具に身を預けすぎると、肝心の自分が、いつのまにか受け身になっていく。あかりさんが休んでいるあいだに気づいたのは、マッチの数が多いことと、関係が育つことは、まるで別の話だということだった。AIはいくらでも入り口を用意してくれる。けれど、その入り口の先へ自分から踏み込まなければ、扉はただ並んでいるだけで終わる。再開後の彼女は、AIの提案を眺めて待つのではなく、気になった相手には自分から先に言葉を送るようにした。すると、止まっていた歯車がふたたび回りはじめた。提案は受け取る、けれど動くのは自分。その線引きを忘れた瞬間に、AIの強みは、そっくりそのまま落とし穴に変わる。優秀な道具を持つほど、それに寄りかかってしまう誘惑も強くなる。AIまかせの心地よさは、いつのまにか人を受け身にする、という副作用と背中合わせなのだ。

AIが間に入ると、断られる痛みが少し和らぐ

AIに任せることの効用は、効率の良さだけではない。人を直接介さず、機械が間に立つことで、婚活につきものの心の擦り減りが、いくらか和らぐのだ。

三十一歳のけんたさんは、月額の料金を払うことで本気で活動しようという気持ちになったが、それ以上に、AIがマッチングを助けてくれるおかげで、あてのないスワイプが減り、質の高い出会いに集中できたのが良かったという。三十二歳のさやかさんは、AIが価値観を重視してマッチングしてくれるので、軽い出会いではなく、結婚を真剣に考える人が多い印象を持った。やみくもに数だけ当たって疲れる、という事態を避けられたわけだ。三十四歳のまさきさんは、いくつものアプリを渡り歩いた末に、RavitのAIが一番婚活向きだと感じた。提案の精度が高く、無駄なやり取りが少ない。自分で探すアプリだと、断られるたびに気持ちがすり減っていくが、AIが間に入ると、その一回一回の重さが薄まる。面と向かって誰かにはねつけられたというより、ただ条件が噛み合わなかっただけ、と受け止めやすくなるからだ。婚活で人が脱落していく大きな原因は、出会いのなさそのものより、むしろ途中で心が折れてしまうことのほうにある。AIという緩衝材は、その折れやすいところを、そっと守ってくれている。拒絶を、人格の否定としてではなく、ただのミスマッチとして受け流せる。その心理的なクッションがあるだけで、次の一歩を踏み出す気力が残る。婚活は短距離走ではなく、何度も立ち上がり続ける持久戦だ。だからこそ、一回ごとのダメージをどれだけ小さく抑えられるかが、最後まで走りきれるかどうかを左右する。AIが間に立つことの本当の値打ちは、効率の良さよりも、むしろこの心を守る働きのほうにあるのかもしれない。

結局、AIまかせの婚活は、どんな人に向くのか

便利ではあるが、万能ではない。AIと組む婚活がいちばん生きるのは、どういう人なのか。体験談を並べると、その輪郭が浮かんでくる。

忙しい人、初心者、腰を据えたい人に

まず、時間のない人だ。自分でじっくり探す余裕がないからこそ、AIの肩代わりがありがたい。次に、婚活そのものが初めての人。何をどうすればいいか見当もつかない段階で、相手の提案や会話のヒントが、頼れる道しるべになる。三十歳のりょうたさんが、初心者でも進めやすいツールだと実感したのも、そこに理由がある。そして、長期戦を覚悟している人にも向いている。

三十五歳のしょうたさんは、三十代後半で真剣に婚活を始め、一年半をかけて理想の相手とマッチした。時間のかかる婚活を、AIのサポートが粘り強く下支えしてくれたという。二十七歳のゆうなさんのように、友達と一緒に始めて、AIの提案を見せ合いながら進めた人もいる。女性は無料なので負担なく続けられ、一人でやるより心が折れにくかったそうだ。提案を分かち合える相手がいると、迷ったときに背中を押してもらえる。AIと、生身の友人と、二重の伴走があれば、途中で投げ出しにくくなる。こうして並べてみると、AIの支援が効くのは、自分から動く意志はあるけれど、その動きをもう少し軽くしてほしい、という人たちだと分かってくる。

何もかも丸投げしたい人には、向かない

逆に、すべてをAIに任せて、自分は一切動きたくない、という人には向かない。あかりさんの例が示すとおり、完全に受け身に回った瞬間、AIの強みは死んでしまう。料金についても触れておくと、女性は全機能が無料で、男性は月額がかかる。男性にとっては確かに出費だが、AIという相棒を雇う費用だと考えれば、無駄なやり取りに溶けていく時間を、お金で買い戻している、とも言える。提案を生かすも殺すも自分しだいだと割り切れる人にこそ、このアプリは応えてくれる。

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この記事を書いた人

出会い・マッチングサービスを8年以上ウォッチし、レビュー記事は累計200本以上。料金体系・年齢層・安全対策・サクラ対策まで、登録前に知っておくべき視点で比較することをモットーにしています。なんとなく良さそうではなく、根拠を持っておすすめできる情報だけを発信。あなたに本当に合う一つを見つけるお手伝いをします。

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